考察覗き魔

考察覗き魔

ダークソウルシリーズに関する考察

【隻狼】怨霊攻撃と神宿り攻撃【検証】

※ 以下、鳳凰の紫紺傘で防ぐことのできるような「怨霊の類からの攻撃」の属性を「怨霊属性」と呼ぶことにします。

以下、神ふぶきなどの「怨霊の類にダメージが通る属性」を「神宿り属性」呼ぶことにします。

 

【準備】

まず、首無しなどの怨霊にダメージが通る「神宿り属性」のものとして、以下のものが挙げられます。

  • 神ふぶき
  • 鳳凰の紫紺傘
  • 瑠璃の浄火

 

「神ふぶき」

怨霊払いの加護を持った紙ふぶき

紙を抄くというが、
源の水で行うそれは、神を掬うことでもある

神宿の紙ふぶきは、浴びた者に加護を降ろす
怨霊の類にも、攻撃が通じるようになる

 

鳳凰の紫紺傘」
紫紺の鳳凰が描かれた仕込み傘
形代を消費して、使用する

鉄扇を傘のように開き、
全方位の敵の攻撃をガードする
また軽い攻撃であれば、受けながら移動できる

鳳凰の恩寵が神宿らせ
怨霊の類からの攻撃を、防ぐことができる

 

「瑠璃の浄火」
源の瑠璃の恩寵を授かった火吹き筒
形代を消費して、使用する

吹き出す紫の火は、
怨霊へもダメージを与える
ただし、この火は「炎上」効果を持たない

瑠璃の浄火は、神宿
凝った怨念は、その火に焼かれよう

全て「神宿」の文言があります。

 

では、とは何でしょうか。

「銭寄せのミブ風船」
源の水を内に秘めた、招財祈願のミブ風船

黄色いミブ風船を割り拝み、
その水を浴びたものは、
一時的に銭の入手量が上昇する

ミブは水生。水が生まれることを指す
葦名衆にとって、源の水は、
それ自体が詣での対象なのだ

源の水は葦名衆の信仰対象であり、神ふぶきのテキストにあるように、水には神が宿るそうです。

次に、「源の瑠璃」で強化することのできる「瑠璃の浄火」について見てみます。

「源の瑠璃」
貴く青い源の瑠璃
最大まで強化された義手忍具を作成する筒薬

源の瑠璃には、常しえがある
瑠璃で鍛えたものとは、
常しえに砕けることも、錆びることも無い
神なる竜の恩寵を受けるがゆえだ

鍛えた義手忍具は、人知を越えた賜わりもの
神なる竜の神器と称されよう

瑠璃の力は竜によるものであり、竜は神である。

 

また、「鳳凰の紫紺傘」についても、

f:id:yasaiprpr:20190708233641j:image

f:id:yasaiprpr:20190708233645j:image

鳳凰と竜が同列で扱われているオブジェクトがあるため、鳳凰と同列の存在と思われます。

 

さて、ここで「鳳凰の紫紺傘」でのみ防ぐことのできる攻撃についてまとめます。

(これらの攻撃は、神ふぶき、瑠璃の浄火の纏い時にも同様に防ぐことができます。)

 

  1. 怖気ゲージの溜まる攻撃(ex.首無し、七面武者)
  2. 桜牛の攻撃
  3. 巴流 葦名弦一郎の「不死斬り 纏い斬り」

 

1.はまさに「怨霊の類からの攻撃」に分類できます。

次に、2.の桜牛について。

f:id:yasaiprpr:20190714015541j:image

桜牛の属性ダメージの原因は、頭に巻きつけられた桜の木です。

隻狼において、桜と竜は強い繋がりがあることから、桜牛の属性は「神宿り属性」と解釈しました。

3.の不死斬りはどうでしょうか。上で「神宿り属性」を「怨霊の類にダメージが通る」攻撃と勝手に定義しました。黒の不死斬りを使用することはできないので、代わりに赤の不死斬りを用いて測定を行いました。(協力:城下の首無しくん、葦名の侍くん)

結果、赤の不死斬りの攻撃は怨霊に(通常の攻撃と同じように)ほとんどダメージが通りませんでした。

少なくとも不死斬りが「神宿り属性」でない事がわかりました。

 

【まとめ】

・神ふぶき、瑠璃の浄火、鳳凰の紫紺傘は同質の力。神宿の力。

神宿りの力を纏ったものでは、神宿りの力と怨霊の力をどちらも防ぐことができる。

・少なくとも"赤"の不死斬りは神宿りではない。

 

【蛇足】自分の中での、神と怨霊(死なず)の違い。

神も怨霊(死なず)もどちらも「死んでいない」「生き続けている」存在です。

神は常しえ、朽ちることの無い存在です。

それに対して、首無しなどに代表される怨霊たちは、当然死んでいるはずの存在が生きている状態と解釈しました。(首無し、獅子猿、破戒僧 etc...)

 

そういった意味では、ラストの一心は怨霊のような存在と言えるかもしれません。

より具体的に言えば、怨霊というより蟲憑きに近いです。 というのも、怨霊を殺すために不死斬りは必要ありませんが、蟲憑きと一心のトドメを刺すには不死斬りが必要です。

神なる竜は、西の故郷より来られたという
 我に、蟲を授けられたは、なにゆえか

蟲憑きは竜が現れたことによって生まれた存在です。黄泉返りも、竜胤の御子の血、つまり竜の力で生まれるものなので、蟲に近いかもしれません。(ちなみにどっちも首から生えてくる)

 

【さらに蛇足】

宮に居る白いトカゲで血刀の術を行なった場合、白い液体を刀に纏うことができますが、これは神宿り属性ではありませんでした。(宮の七面武者で検証)