考察覗き魔

考察覗き魔

ダークソウルシリーズに関する考察

【隻狼】竜胤の雫の場所から色々考えたい

 

竜胤の雫


竜胤の御子から、稀に零れ落ちるもの
使用すると、回生の力をわずかに増やす

「快復の御守り」があれば
この雫を鬼仏に供えることで、
生の力を、それを奪った者たちに返せる
そうして、竜咳に罹った全ての者を快復させる

止まぬ咳が、止まるのだ

 

回生の力を回復することができる「竜胤の雫」は、竜胤の御子から稀に零れ落ちるものであると明記されています。

 

この竜胤の雫はエリアアイテムとしていくつか拾うことができます。 

竜胤の御子にゆかりのあるアイテムの配置場所から、色々推察できないか考えてみたいと思います。

 

まず、エリアで拾える竜胤の雫は

  1. 葦名城本城
  2. 仙峯寺本堂
  3. 落ち谷
  4. 葦名城本城(梟襲来時)
  5. 源の宮
  6. 葦名城城下(内府襲来時)

にあります。

 

これらのアイテムの場所を具体的に見ていきます。

 

1.葦名城本城

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葦名城本城の名残り墓に竜胤の雫はあります。

 

2.仙峯寺本堂

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もう一つの竜胤の雫は、仙峯寺の本堂の大仏に供えられています。

 

3.落ち谷

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ジラフを撃破した先、落ち谷奥廊下の白蛇によって破壊される橋の先に竜胤の雫があります。(おくるみ地蔵もある)

 

4.葦名城本城(梟襲来時)

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葦名城本城、白蛇の社にて孤影衆の正就の死体に竜胤の雫が現れています。

 

5.源の宮

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桜竜のエリアの手前、階段の左横に竜胤の雫があります。

 

6.葦名城城下(内府襲来時)

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怨嗟の鬼撃破後、天狗の居た建物の中に雫があります。今作のヒロインも居ます、かわいいですね。

 

  • 雫の由来は?

さて、以上の6つの竜胤の雫のうち、1. 2. 5.の竜胤の雫は、その由来を推測できます。

具体的に見ていきます。

1. 名残り墓前

名残り墓は巴と丈の墓です。 かつての竜胤の御子であった丈の墓前に、竜胤の雫があることは不自然ではありません。

 

2.仙峯寺本堂

仙峯寺には人によって作られた竜胤の御子である変若の御子が居ます。

変若の御子から零れ落ちた雫と考えても良いかもしれません。

しかし、個人的に変若の御子のお米が竜胤の御子の雫に対応するのではないかと考えているので、後ほど別の解釈を提示します。

 

5.源の宮

桜竜ボスエリアに転送する場所には、巫女と呼ばれる女性がいます。白髪であることなど、竜胤の御子と共通の特徴があります。

よってこの雫を、彼女から零れ落ちた物と解釈できます。

 

  • 雫のある場所の共通点

御子にまつわる土地の雫を見てきましたが、これでは全ての雫を説明できません。

ここで一つの考えを提示します。

 

「竜胤の雫は弔い、死者に供えるもの」

 

1.2.3.4.5.の雫を見てみると、全て死者に雫が供えられていることがわかります。

1.は巴と丈の墓へ、

2.は本堂の大仏、そして死んだ変若の御子たちへ、

3.は謎の即身仏おじさんへ、

4.は孤影影の正就へ、

5.は巫女の遺体(?)へ

 

4.の正就の遺体は、天狗のイベントを進めることで現れますが、雫が現れるのは梟襲来時、つまり孤影衆の正長がボスとして現れるタイミングです。

このことから、

「雫の由来は正就でも一心でもなく、正長が供えたもの」

と結論付けました。

 

  • まとめと残る疑問

「お供え物としての雫」という一つの可能性を示しましたが、6.の説明ができないため、まだまだ不十分です。

 

また、落ち谷奥廊下の即身仏おじさんにも謎が残ります。

頭に緑色の痣がないので、仙峯寺系列のお坊さんではなさそうです。

白蛇が壊す橋の先にいるので、白蛇、淤加美、蛇の目たちとの関連も気になるところです。

おくるみ地蔵の方面からも考察ができそうなので、即身仏おじさん先生の次回作にご期待ください。(打切)

 

【隻狼】淤加美元ネタ探しの旅【観察】

源の宮にいる一族「淤加美」について面白い情報が得られたので纏めたいと思います。

 

まず、淤加美とは古くから葦名と繋がりのあるいにしえの人々です。

戦国時代を舞台とする葦名からみて「いにしえ」ということは、鎌倉、平安時代あたりの人物と推測されます。

 

淤加美として登場する人物の中で、名前のわかっているのは淤加美の長である「静」と弦一郎の剣の師である「巴」です。

史実においても、平安後期の女性に静御前巴御前という人物が居るため、古くからある名前として問題ありません。

 

 

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上の画像は、淤加美の女武者の持つ刀の柄です。スリットの入った構造をしていることがわかります。

 

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これは、国宝である金地螺鈿毛抜形太刀というものです。柄の部分が類似していることがわかります。

この太刀は平安時代のものと言われています。

 

毛抜形太刀というのは、蝦夷地の刀を起源とするそうで、「葦名は東北がモデル」といった説もある為、なかなか興味深い発見です。

 

また、他にも彼女らは弓や薙刀を使いますが、これらも平安後期に存在していました。(槍の生まれは鎌倉時代末期あたりらしい)

 

 

次に淤加美が橋で踊っている舞についてです。

https://twitter.com/esxovusl/status/1141719696099569665?s=21

 

https://youtu.be/KG9efSXLGDw

次に舞楽の"陵王"の動画です。

指を二本突き出した動きなど、似ているように感じます。

この"陵王"で用いていられている舞い面は

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竜を頭に乗せた形状の仮面です。

 

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そしてこれが隻狼で登場する"竜の舞い面"です。

頭部に竜のある形状などが類似しています。

 

竜の舞い面

竜頭が冠された舞い面

割れていた破片を、繋ぎ合わせたもの

〜中略〜

源の宮で、淤加美の女武者は、

竜がために舞いを捧げた

すると不思議と力がみなぎったという

 

こういった共通点からも、淤加美の踊っている舞は"陵王"とみなして問題なさそうです。

 

  • 結論

人名や用いている武器、淤加美たちの文化を見て、平安時代後期に相当する時代の人物たちだと推察します。

 

 

【隻狼】秘伝 覗き魔流 NPCの覗き方

※バグの可能性が高いので、実行する場合は自己責任でお願いします。

 

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これはダークソウル3のアリアンデルの画家のパンツです。

恥部を喪失した人物が多数を占めるダークソウルの世界で、「下着を履いている」の事実だけで記事が書けそうですが、やめておきます。

 

ダークソウルは「協力」「対人」「覗き」の三位一体で成り立っていると言っても過言ではありませんね。

 

冗談はさておき、NPCの観察をして得られる情報は多いため、なかなか覗きは楽しいものです。

 

さて、隻狼においても私はウキウキでNPCを覗いてやろうと考えていました。

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仏師が透けとる!

 

そうです、隻狼ではカメラをNPCに近づけると半透明化してしまいます。

 

ですが、悲しみに打ちひしがれて隻狼を40周していたその時、

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透けてない!!

 

何故かNPCの半透明化を防ぐことができました。 急いでビデオクリップを撮り、原因を探りました。

 

結論から言えば、

「幻廊に行くこと」

が半透明化を防ぐトリガーでした。

 

幻廊とは「屏風の猿たち」と戦闘するエリアです。奥の院から再び訪れることができます。

 

幻廊に行き、奥の院に帰ることで半透明化は防がれます。

 

しかし注意が必要なのが、「ロードを挟むと終了する」ということです。

 

幸い、奥の院から扉を開けることで仙峯寺本堂に出ることが出来るため、そのまま葦名城まで行くことができます。(源の宮はロードが必要なためおそらく不可能)

 

この技術を使えば、NPCにかなり近づいてもはっきりと写るので絵の資料集めにも使えるのではないでしょうか。

 

以下、これを用いた覗きコレクションです。

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↑お凛の素顔
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↑梟のおへそ
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↑一心の乳首(裏側)
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↑一心の目玉 (左目玉が無い!)
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↑九郎さまの目玉

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↑孤影衆くんドアップ

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↑仏師の左腕(一心に切られたので黒く焦げてる?)

 

 

【隻狼】スキルポイントに関する前回の修正

https://engankyo.hatenablog.com/entry/2019/04/24/164613

 

以前、スキルポイントの異常性について記事を書きました。そこではカンスト周回時のデータを取っていたので、今回は一周目でのデータを取りました。

 

以下にデータを示します。

  • 鬼刑部  1000
  • まぼろしお蝶  1500
  • 葦名弦一郎  2000
  • 獅子猿  4000
  • 首無し獅子猿  5000
  • 四猿  3000
  • 幻影破戒僧  5500
  • 宮の破戒僧  8000
  • 大忍び 梟  6000
  • 義父  10000
  • 桜竜  12000
  • 怨嗟の鬼  15000
  • 葦名一心(修羅)  10000
  • 剣聖 葦名一心  20000

 

カンスト周回時に、スキルポイントがおかしいと思われたボスは、破戒僧、梟でした。

 

破戒僧に関しては、一周目ではしっかりと宮の破戒僧のスキルポイントが村のものより多くなっており、問題はありませんでした。

 

梟に関しても、村の破戒僧より少し高く、ストーリーの進行度として問題ありませんでした。

 

周回時に起こるこのような問題は、周回による経験値増加率がエリアによって異なることが原因でした。

 

具体的な増加率は、FUTURE PRESS社の攻略本から引用して以下に示します。

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源の宮では75%上昇であるのに対し、葦名の底では200%上昇であるため、村の破戒僧のスキルポイントが高くなっていることがわかります。

 

 

【隻狼】青錆びの毒はトクベツ!!【検証】

この記事の結論は、

「青錆びの毒はそんじょそこらの毒とは違う!!!」

です。

 

https://engankyo.hatenablog.com/entry/2019/04/15/141006

以前「淤加美一族と青錆びの毒」という記事で、淤加美一族と毒の特別な関係を検証してまとめました。

 

この記事の"蛇の目 シラハギ"の項で説明しましたが、彼女を毒沼で中毒にさせた場合と、錆び丸で毒にさせた場合で、反応が異なりました。

 

https://twitter.com/esxovusl/status/1117766743055687681?s=21  ←青錆びによる中毒

 

https://twitter.com/esxovusl/status/1117568709336322048?s=21  ←3番目、シラハギを毒沼で中毒に

 

『淤加美一族は「青錆びの毒」にのみ、特異な反応を示す』と結論付けました。

 

今回は、その結論を補強するデータが得られたので、紹介したいと思います。

 

https://twitter.com/esxovusl/status/1133453287657656320?s=21

 

検証には、「毒トカゲの血刀エンチャント」を利用しました。

 

動画を見ると分かる通り、シラハギはこの中毒時に特殊な反応は示しませんでした。

 

【結論】

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ロード画面のtipsにある通り、淤加美は「青錆びの毒」に弱い!

「青錆びの毒」と「毒沼、毒トカゲの毒」は完全な別物である!

 

ちなみに、源の宮に居る白いトカゲは、血刀エンチャントに毒属性はありません。

【ダークソウル】アリアンデル部屋の絵画について

ツイッターに載せたものをそのまま貼り付けたものです。(書き直すのはめんどくさいので)

素晴らしい!ブログの中でも文を書かないとは!

これは考察というより、自由な解釈の一つなので、正しさは無いです。

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顔が隠れている方を「灰」として考えても、面白い考察が出来そうです。

【ダークソウル】DLC2と本編の類似性から見るDLC1と本編以前の物語【考察】

ダークソウル3DLCのストーリーと本編のストーリーを比較することで、本編の物語に、より一歩踏み込んだ解釈を持ち込みたい。これが今回の私の目的です。

 

なぜ、アリアンデルは椅子に縛り付けられているのか?

なぜ、フリーデのソウルは暗いのか?

なぜ、輪の都に小環旗を使って行くのか?

 

今回の 『DLCと本編の対比、類似構造』について考えるきっかけには、宮崎ディレクターの雑誌インタビューでの発言があります。

 

宮崎:DLC全体のテーマは、 『Ⅲ』本編のテーマ性に、また別の側面から光を当て、新しい解釈と結末を提示することです。

                             〜中略〜

DLC第1弾は「古い絵画、古い世界が終わる話」、第2弾は「次の絵画、次の世界を描くための話」ということで、とくに 『Ⅲ』本編のひとつのED、火継ぎの終わりとその先にある世界、という流れとの類似がわかっていただけると思います。

電撃PLAYSTATION VOL.636)

 

宮崎:そうですね、 『ダークソウル』シリーズ全体を通して、"火継ぎ"というキーワードがありますが、そこには、 "火継ぎ"が始まり、歪み、そして終わる、という流れがあると思います。そうした、"世界を継いでいく "というテーマ性について、また別の解釈を見出そうとしたのが、今回のDLCであるかもしれません。

週刊ファミ通2017/4/13)

以上のように、いくつかのインタビューで宮崎氏は、DLCと本編の類似性について発言しています。

ざっくりとダークソウル3本編のストーリーを説明するなら、

『火継ぎの王となるべくして生まれたロスリック王子が火継ぎを拒み、はじまりの火が衰えていた。そこで、主人公の火のない灰が、過去の薪の王たちの残り火を用いて、はじまりの火を継ごう 』

といったものです。上のインタビューで述べている、『火継ぎの終わりとその先にある世界 』とは、はじまりの火を継がず、火を消してしまうエンディングのことを言っています。エンディングで火防女はこう言います。

はじまりの火が、消えていきます

すぐに暗闇が訪れるでしょう

...そして、いつかきっと暗闇に、小さな火たちが現れます

王たちの継いだ残り火が

灰の方、まだ私の声が、聞こえていらっしゃいますか?

これが宮崎氏の言う、「次の世界を描くための話」との類似ならば、暗闇に現れる「小さな火たち」は新しい世界を示唆しているのでしょう。

「こんなのインタビューを読まないと気が付かないじゃないか!」と私は思いましたが、注意してDLCを振り返ると、様々な類似点に気づくことができます。特に、DLC2の輪の都以降の物語の流れは、本編の物語によく似ています。

灰は、 『吹き溜まり』でデーモンの王子を倒した後、「勅使の小環旗」を拾い、デーモンによって輪の都へ運ばれます。

私は思いました。

なぜDLC2で再びデーモンタクシー?

デモンズソウルから続く伝統のデーモンタクシーのパロディなら、我々はすでにロスリックの高壁で済ませています。エンマから貰う「ロスリックの小環旗」を使って我々は、はるばる王たちを探しにデーモンタクシーを愛用していました。

そして、これが一つ目の類似点です。灰は、

『王たちの(暗い魂or残り火)を求めて小環旗を用いて降りる』

のです。

輪の都に降りた後は、ミディールや教会の槍などのさまざまな難関を越えて、灰はフィリアノールに至ります。

フィリアノールが目覚め、荒廃した世界で奴隷騎士ゲールとの激闘の末、灰は絵画の顔料を手に入れます。

顔料を絵画世界の画家に渡し、「新しい絵画が描けるぞ!!」といったところでDLC2の物語は終わります。

本編との類似点ですが、当然デーモンタクシーだけではありません。これだけでは『火継ぎの終わり』エンディングなど関係ないものになってしまいます。

本編で 『火継ぎの終わり』エンディングをむかえるためには、 『火防女の瞳』を祭祀場の火防女に渡す必要があります。

これに対応するDLC2のイベントは、フィリアノールの目覚めです。

火防女は瞳を与えられ、光を得ることで、暗闇の世界を望みます。フィリアノールと火防女の、光を得ることがどちらも裏切りと呼ばれ、神々の維持してきた世界を壊す行為です。他にもフィリアノールと火防女との間の類似点が存在します。

それは彼女らの付けている頭冠の形状です。

 

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                               図1火防女の頭冠

 

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                       図2 フィリアノールの頭冠

 

上にフィリアノールと火防女の頭冠を示します。 そして、フィリアノールの頭冠の一部を青くし、重ねたものが以下になります。

 

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                                  図3 重ねた図

 

似ていないと思われる方も当然いらっしゃるので、確かな根拠とはなりませんが、フィリアノールと火防女の類似点の一つとして数えられます。

 

長々と書いてきましたが、つまり何が言いたいのかというと

『DLC2と本編からエンディングにかけてのストーリーには類似点がある!!!』

これに尽きます。

実はここからが本題になります。(長い)

テーマはこれです

『何も失ってさえいないサリヴァーンは、故郷を捨てた。

全てを棄てたフリーデは、守るべき故郷を見出した 。』

DLC2と本編の類似性を述べてきましたが、DLC1はどうでしょうか。

私はこのDLC1の物語が、本編の始まる少し前の物語と対比されているのではないかと推測しました。

DLC1のストーリーとは、ざっくりと以下のようなものです。

『絵画に火をもたらす存在である教父が、外から現れた修道女フリーデに唆され、腐った世界を存続させようとする。

灰はフリーデ達を殺し、絵画に火をもたらし、世界を終わらせる。』

私は、ロスリック王子と教父アリアンデルが類似関係にあると考えました。「いやいや飛躍が過ぎるやろ!」と思われるかもしれません。

ですが、自分なりの根拠を挙げさせていただきます。

まずは教父アリアンデルのその姿ですが、大きな椅子に座り、その体は椅子に縛り付けられています。椅子に縛り付けられながら修複者として自らの血を使い続けています。

それに対しロスリック王子は、薪の王となるべくして生まれ、玉座につくことを運命づけられた存在です。いわば、王の座に縛られた人物です。

ちなみに、ボス戦も似ているといえば似ているかもしれません。どちらも王子と教父を守る者が倒れ、火と共に復活して再戦を行う。火を求めていなかったフリーデ達は結局火をもたらし、薪の王を拒んだ兄弟も結局は火を纏う。(薪の王になったかは分からないが "LORD OF CINDER FALLEN、薪の王は倒れた」の表示あり)

 

また、彼らは 『他者の意見によって、世界の存続を希望した』という共通点があります。教父アリアンデルにとっては、当然修道女フリーデ。ロスリック王子にとっては、ロスリックの「最初の賢者」です。

ここで、最初の賢者とは誰かというと、ソウルの奔流のテキスト

 

『ソウルの奔流』

ロスリックと大書庫のはじまりにおいて最初の賢者が伝えたとされる魔術

凄まじいソウルの奔流を放つ

最初の賢者は火継ぎの懐疑者であり

また密かに、王子の師でもあったという

 

に記載されている人物です。

王子に火継ぎを拒むよう唆したとまでは言えませんが、十分影響を受けている可能性があります。

ここではフリーデと最初の賢者を対応付けた訳ですが、最初の賢者の情報があまりに少ないです。

 

ここで私は 『最初の賢者=法王サリヴァーン』説を導入します。

この説を唱えている方は他にもいるため、詳しくは考察記事を探してみていただきたいのですが、一つ根拠を挙げるならば、ロスリックの高壁にサリヴァーンとおぼしき石造が置いてあることです。

ロスリックの高壁で、羽の騎士のいる広場のど真ん中に、一つの石造が置いてあります。

その石造は罪の大剣を持ち、サリヴァーンと同じブレスレットを付けています。

この石造は「祈祷シリーズ」を纏っており、ロスリック王子の着ているものと同じです。

それでは、祈禱シリーズのテキストを見てみましょう。

 

『祈禱のフード 』

王子ロスリックのフード

王家の悲願、薪の王たる運命に生まれた彼は

しかし病を抱え萎びた赤子であった

故にその産着は古い祈禱の粗布となり

以来それ以外を身に付けることはなかった

 

ロスリック王子が着ていたものは古い祈禱に使われていたものです。ですので、サリヴァーンが昔ロスリックにいたならば、同じ衣服を着ていた可能性はあります。

(参考:英語版「祈祷のフード」テキスト抜粋

His swaddling clothes were made of aged, coarse cloth used in ancient prayer and are all that he was ever worn.)

暗月の主神を神喰らいに供するサリヴァーンが、火継ぎに懐疑的であったとしても違和感はありません。

 

フリーデと、最初の賢者すなわち法王サリヴァーンを結びつけると、いくつかの共通点を見ることができます。

 

  1. 『どちらも外部からの存在であること』

王子や教父を唆した存在は、どちらもその世界を故郷とする者ではありません。

 

『修道女のフード』

絵画の修道女、フリーデの装束

ごくありふれた黒布のフード

彼女は全てを棄て、また守るべきものを見出した

そして、彼らの望む姿をその身に纏ったのだ

 

『瞬間凍結』

若きサリヴァーンが絵画を去る前に残した魔術のひとつ

極低温の霧を発生させる

絵画で生まれ育った彼にとって

その冷たい地は、捨てるべき故郷であった

まだ何も、失ってさえいなかったのだ

 

フリーデは全てを棄て、灰として絵画に呼ばれました。そして、サリヴァーンは絵画で生まれ、故郷である絵画を捨てました。

 

2.  『聖職者を僭称している』

フリーデは黒教会の剣士であったにもかかわらず、絵画の忌み人達の望む修道女の姿を纏いました。

そして、サリヴァーンは野心ある魔術師でありながら、(祈禱の粗布を纏ったりもした、)イルシールで法王を僭称しています。

 

3.  『ソウルの本質が暗い』

 

『オーニクスブレード』

黒教会の指導者であった長女エルフリーデ

彼女の騎士に授けたという炎を模した大剣

だがそれは、主従の交わりの終わりを示す

分かれの品であったという

戦技は「エルフリーデの黒炎」

刀身に黒い炎を纏う

それは、彼女のうちに燻り続けた

同色の炎の分け身である

 

『裁きの大剣』

法王サリヴァーンの持つ左手の剣

月の裁きを称する儀式の剣であるが

その魔力は、月よりもむしろ魔術に近い

暗い月よりも、なお暗い青色は

魔術師サリヴァーンの本質であったろう

戦技は「裁きの構え」

その刀身は構えにより暗い魔術を帯び

通常攻撃で踏み込み突き、強攻撃で横薙ぎの光波と

状況に応じ使い分けられる

 

フリーデは黒い炎を宿し、サリヴァーンの本質は、月よりも暗い魔術に表れています。

暗い本質と、黒い炎が二人の内に流れています。

 

4.  『弱き者たちに祈られる白い少女隠しがち』

 

『ヨルシカの槍』

イルシールの奴隷たちが、隠し祈る対象

ヨルシカ教会に寄贈された宝物のひとつ

眠りの魔法が宿っている

 

『仕掛けの鍵』

鴉村の外れにある書庫

その天井裏に繋がる仕掛けの鍵

かつて騎士ヴィルヘルムは天井裏に白い髪の女を連れ

以来この鍵を手放さなかった

 

法王サリヴァーンは暗月の騎士団長ヨルシカを教会の塔に幽閉しました。

また、アリアンデル絵画世界では騎士ヴィルヘルムが、白い髪の画家を書庫に閉じ込めました。これはヴィルヘルムの行ったことで、フリーデのしたことではありませんが、似た設定に思えます。というのも、画家とヨルシカにはいくつか共通点があります。

  • どちらも竜の要素があること。
  • どちらも名前が無かったこと。
  • どちらも奴隷に信仰されていること。

ヨルシカは見るからに尻尾などの竜の要素が見て取れます。画家の場合は、眼をよく見ると爬虫類のような瞳をしており、肌には鱗のようなものが見えます。

 

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                                図4  画家の肌

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                                図5  画家の眼

 

アリアンデルの教会には蛇の意匠が多く見て取れるので、蛇との結びつきがあることは確かです。

名前に関しては、画家は最後の顔料を渡すイベントで、自分に名前が無いことを話します。

宮崎氏のインタビューによると、名前は火によって見出された概念のひとつで、火の衰退とともに失われるものだそうですが、ここでは掘り下げません。

ヨルシカもかつては名前が無かったことが分かります。

 

『ヨルシカの聖鈴』

先の騎士団総長たる彼女の兄が

ヨルシカの名と共に送った聖鈴

鈴の音は、きっと孤独を慰めただろう

 

ヨルシカの名は、彼女の兄のグウィンドリンが与えたものでした。

イルシールの奴隷や忌み人たちは彼女らを信仰していますが、フリーデ、サリヴァーンに心酔する者たちに排除されています。(ヨルシカの槍の 『隠し祈る』のテキストから、法王に認められたものではなさそうです。)

 

DLC2と本編の類似を、DLC1と本編以前の物語の類似に拡張して考えていきました。

 

同じことが繰り返されてきた消えかけの世界で、外部から現れた暗い存在によって、世界はゆるゆると滅びる結末を選択します。

そこに現れた灰は、世界に終止符を打ち、新しい世界の創造が起こるのです。

 

 

 

【隻狼】ボスのスキルポイントの異常性

 

隻狼は敵を撃破した際、自動的にスキルポイント(以下SP)を得ます。

これは、スキルを習得したり、攻め力を上げるために使用するポイントです。

 

ボスを倒したときにも、SPを得ることができます。 私はこのとき得られるポイント量に疑問を覚えたので、調べてみました。

 

順番はトロフィーを参考に、ボス名と獲得SP数を以下に示します。

調べた環境:周回カンスト(22周目、一部23周目) 九郎の御守り有り  鐘鬼無し

  • 鬼刑部  67500
  • まぼろしお蝶  67500
  • 葦名弦一郎  81000
  • 獅子猿  58500
  • 首無し獅子猿  61875
  • 破戒僧(水生村)  61875
  • 見る猿、聞く猿、言う猿、  67500
  • 大忍び 梟  54000
  • 義父  56250
  • 宮の破戒僧  57601
  • 桜竜  84375
  • 葦名一心  90000
  • 怨嗟の鬼  84375
  • 剣聖 葦名一心  112500

これでは少しわかりにくいので、SP量の多い順にランク付けします。

 

1位:剣聖  葦名一心  112500

2位:葦名一心  90000

3位:桜竜  86400

4位:怨嗟の鬼  84375

5位:葦名弦一郎  81000

6位:鬼刑部、四猿、まぼろしお蝶  67500

7位:破戒僧(水生村)、首無し猿  61875

8位:獅子猿  58500

9位:宮の破戒僧  57601

10位:義父  56250

11位:梟  54000

 

SP量順に並べることで、不思議な点が2つわかります。

 

まず1つに

「後のボスになるほどSPが増えるとは限らない」

ということです。

 

それが顕著に表れているのが、2つの破戒僧のSP量です。 

宮の破戒僧は、明らかに水生村の破戒僧より後に戦うことになります。

しかし、得られるSP量は、水生村の方が多くなっています。

 

そして2つ目に、

「梟のSP量が、他と比べて明らかに低い」

ということです。 平田屋敷の梟も含めて、どのボスよりもSP量が少なくなっています。

 

以上の2点から、私はSP量に何かしらの基準が設けられている、と考えました。

 

しかしここで問題が... 

この「基準」についてずっと考えているのですが、「これだ!」と言うものが見つかりません。  1つ自分なりに考えたものを以下に示します。

 

「純粋な存在ほどSP量が多い?」(仮)

一心や弦一郎が高く、梟がなぜ低いのかを考えたときに、SP量が「戦いの動機が純粋 or 不純か」によって決まるのではないかと仮説を立てました。

一心や弦一郎は純粋に葦名を守る為に戦っていますが、梟は自分の名を日の本に轟かせるという野心の為に、内府も葦名も騙して行動しています。

 

しかし正直、この仮説では破戒僧のSP量をうまく説明できません。 どちらも番人という使命を持って戦っている存在のため、純粋さは関係は無さそうです。

 

・今後について

この疑問点を解消する為、「全中ボスのSP量の計測」および「1周目でのボスSP量の計測」を行なって、データを増やそうと考えています。

 

【追記】

中ボスのカンストでのSP量を下に示します。

SP量の少ない順に並べています。また、名前は省略して書いています。

  • 霧ごもりの貴人 2892
  • 赤鬼 7088
  • 忍び狩り 7560
  • 孤影衆 太刀足 8708
  • 侍大将 河原田直盛 9045
  • うわばみの重蔵 9540
  • 長手の百足 仙雲 9630
  • 火牛 9675
  • 甲冑武者 10463
  • 侍大将 山内典膳 10463
  • 葦名七本槍 山内式部 10463
  • 侍大将 松本内蔵佑 11340
  • 長手の百足 ジラフ 11379
  • 七面武者(捨て牢) 11469
  • 首無し(城下) 11876
  • 蛇の目 シラフジ 12022
  • 赤鬼(本城) 12240
  • 佐瀬甚助 12717
  • 蛇の目 シラハギ 12747
  • 淤加美の長 静 13587
  • 首無し(本城) 14113
  • 七面武者(源の宮) 14113
  • 牛飲の徳次郎 14457
  • 七面武者(葦名の底) 16341
  • 桜牛 16488
  • 孤影衆 忌み手 16560
  • 首無し(隠し森) 16560
  • 孤影衆 槍足の正長 17136
  • 水生のお凛 17213
  • 孤影衆 槍足の正長(平田屋敷) 17640
  • 首無し(落ち谷) 19008
  • 水生氏成 20263
  • 首無し(源の宮) 20448
  • うわばみの重蔵(2回目) 20655
  • 赤備えの重吉 20853
  • 葦名七本槍 鬼庭 21882

 

おおよそSP量は、進行度順に増えているように思えます。 太刀足がやや低く、火牛がやや高い程度でしょうか。

 

【隻狼】黒の不死斬りの情報まとめ【考察】

謎が多い「黒の不死斬り」に関する情報の整理を行うための記事です。

 

まず、不死斬りとはどういった刀なのか。

一心曰く、

尋常な術では死なぬ者すら殺す刀

です。

 

不死斬りには二振りの存在が確認されています。 まずは狼が仙峯寺で手に入れる赤の不死斬り、『拝涙』です。

 

『不死斬り』

死なぬ者さえ殺す大太刀

その赤き刃は、刀を抜いた者を一度殺す

回生の力なくば、不死斬りの主とはなれぬ

 

不死斬りならば、

蟲憑きにとどめ忍殺をすることができる

 

この刀は、長く仙峯寺に秘匿されていた

刻まれた銘は、「拝涙」

それがこの刀の真の名だ

 

 

不死斬り入手後に、一心の盗み聞きを行うと、以下のようなセリフを聞くことができます。

赤の不死斬り...

ならば、あやつの手にあるのは...黒か

...力のためなら、己すら捨てる

...悲壮よな...

 

不死斬りには黒のもう一振りが存在します。

 

『黒の巻き物』

黒の不死斬りについて記された古い巻物

 

  不死斬りには、赤の他に、もう一振りがある

 

  即ち、黒の不死斬り。その銘は「開門」

  黄泉への門を開く刀なり

 

  黒は転じて生を成す

  竜胤を供物に乞い給え

 

黒の不死斬りの銘は「開門」。黄泉の門を開く力があり、それには竜胤を供物にする必要があります。

 

梟襲来時の、一心の盗み聞き

...エマよ

弦一郎が、いずれ現れるじゃろう

不死斬りの、もう一振り...  それを使うためにな(一心)

 

葦名を守るためならば...

己のすべてを、投げ打たれるおつもりでしょう(エマ)

 

ああ...。我が孫ながら、見事な覚悟よ

...じゃが、九郎の血を、使わせるわけにはいかぬ

刃を振るえるのも、あと幾度か...

その時まで、天狗は終いじゃ(一心)

 

弦一郎はラスボスの場面で黒の不死斬りを使用しますが、梟襲来の時点で不死斬りを手にしていると考えられます。

 

また、修羅エンディングでは梟が黒の不死斬りを手にしています。 おそらく、狼が一心たちと戦っている間に、弦一郎は梟に敗れたのだと思われます。

 

また、ラスボス戦前のムービーでは、九郎が斬られて血を出しています。

これこそ、竜胤を供物にする黄泉返りの条件なのでしょう。

 

黄泉返りで復活した一心は、全盛の姿をしているそうです。ムービーをよく見ると、髪の毛や髭が黒くなっており、確かに少し若いようです。 しかし左目の傷や、腹の大きな傷はそのままなので、この傷は国盗り戦の時からあったのでしょう。

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黒の不死斬りは鞘に入って登場することがありません。赤の不死斬りと同じように、抜いたものを殺す効果があるのかはわかりませんが、既に抜かれているので、梟も弦一郎もこの刀を扱えているのかもしれません。

*ちなみに

不死斬りの鍔には、花の形があしらわれています。

赤の不死斬りの鍔は、桜の花、

黒の不死斬りの鍔は、蓮の花の形をしています。

このゲームでは、回生をした時など、さまざまな場面で桜の花のエフェクトが出ています。

また、蓮の花は仏教の教えでは、死後の極楽浄土に咲いている花だそうです。

 

*さらに余談

ラスボス戦の弦一郎は、不死斬りに黒い炎のようなものを纏い攻撃してきます。

この攻撃はガードをしてもダメージを削られてしまいます。

そこで、朱雀の紅蓮傘と鳳凰の紫紺傘を使うことで、この攻撃の属性を調べてみました、

 

結果としては、鳳凰の紫紺傘で防ぐことのできる「怨霊の類」の攻撃でした。

 

追記

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隻狼オープニングにて、敵将田村と対峙する一心の握る刀は、よく見ると蓮の花の鍔を持ち、白い柄の、諸刃の刀となっています。

これは、黒の不死斬りと共通しています。一心はかつて黒の不死斬りを振るっていた可能性があります。

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【隻狼】淤加美一族と青錆びの毒【考察】

錆び丸のテキストにこう書かれています。

 

青錆びの毒は、いにしえの戦で

人ならぬ、淤加美の女武者らを退けたという

その血筋に連なる者にもまた、有効だろう

 

錆び丸の毒は淤加美の血筋に有効なようです。

 

淤加美とは、源の宮にいる女武者たちのことです。

また、蛇の目は淤加美の末裔であることが「鉄砲砦の社の鍵」に書かれています。

 

「鉄砲砦の社の鍵」

鉄砲砦の奥にある社の鍵

社の仏像裏にある扉を、開くためのもの

 

鉄砲砦の落ち谷衆は、

異敵と見れば、撃ち殺す

 

中でも、蛇の目の石火矢は、恐ろしい

 

かの女衆は、いにしえの淤加美の一族の末裔

稀な目を持ち、遥か彼方を容易く射抜く

 

毒に特異な反応を示す人たちを動画に撮ってみました。(リンクはツイッター

https://twitter.com/esxovusl/status/1117568709336322048?s=21

 

淤加美の武者

毒耐性はかなり低い。 中毒時に体力と体幹にダメージ。見た目上、出血をしている。

 

水生のお凛

淤加美の末裔というテキストはないが、淤加美の武者と全く同じ反応。 中ボスだからか、女武者より毒耐性は高い。

 

蛇の目 シラハギ

中毒にはなるが、特別な反応を示すことはなかった。毒耐性はかなり高い。

錆び丸で中毒にさせてないので反応が違うだけかもしれない。要検証

 

[追記]

https://twitter.com/esxovusl/status/1117766743055687681?s=21

 

シラハギも錆び丸で毒にできました。反応はシラフジと同一でした。

 

蛇の目 シラフジ 

中毒時に体力と体幹にダメージ有り。 しかし出血は無いように見える。毒耐性はお凛程度?

 

 

淤加美の一族らは、出血を伴う毒ということで、かなり苦手なようです。

蛇の目らが、包帯で皮膚を隠しているのも、何か関係しているかもしれません。

 

[追記]

毒沼の毒と青錆びの毒で、反応が違うシラハギを見るに、淤加美の一族には毒なら何でもいい訳ではなく、テキストにある通り「青錆びの毒」であることが重要だとわかります。

 

[さらに追記妄想]

ウィキペディア曰く、

日本では昭和後期まで緑青には強い毒があると考えられ、一部の教科書や辞書類にも猛毒であると書かれていた。だが東京大学医学部教授の豊川行平が、1962年から3年間かけて天然緑青を動物に経口投与する実験を行った結果、「恐ろしい猛毒という知識は間違いで、他の金属と比較して毒性は大差ない」と結論づけた。

青錆びは昔、毒性があると考えられていたが、実はそうではなかったそうです。

 

猛毒と考えられていたいくつかの理由があるそうですが、

隻狼では

「猛毒は勘違いではなく、いにしえの人類にとっては、青錆びが毒だった」

と解釈したのではないでしょうか。

【隻狼】 人間関係 キャラクター説明(仮)

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                図  物語開始直前の相関図(仮)

 

隻狼の周りのキャラクターについて、テキストで語られている部分をまとめるために作成したページです。 テキストの読み落とし、勘違いなどあると思うのでちまちま更新していく予定です。

 

上の相関図は、物語が始まる前の時点での、人物の相関図です。 さまざまな人が複雑に繋がっているので全ては書ききれませんが、まとめたつもりです。

 

戦場で梟に拾われ、忍びとして育てられる。

梟の元で修行し、御子の忍びとなる。

お蝶は忍び技の師匠であった。

平田屋敷で御子から不死の契りを受ける。

 

御子

葦名の地に、古くより続く一族の末裔。

平田氏の養子として迎えられる。

竜胤の御子。竜胤を持つため不死斬りでしか傷つかない。

 

エマ

道玄の養女。戦場で仏師(猩々)に拾われる。

弦一郎や九郎と交流あり。

一心の命により、狼を九郎の元へ導く。

 

葦名弦一郎

葦名一心の孫。剣の師は巴。

市井の生まれ。

最後の場面では黒の不死斬り『開門』を手にしている。

弦一郎の「叔父上の墓前以来」という発言から、おそらくは丈が叔父。

 

鬼庭刑部政孝

弦一郎の傅役。

葦名の賊であったが、一心に敗れ、賊党ごと召抱えられた。

 

仏師(猩々)

元忍び。エマを戦場で拾う。後に葦名に入り、道玄と交流する。 エマは道玄の養女となる。

同じはぐれ忍びの川蝉と落ち谷で修行をしていた。

かつて修羅になりかけたが、修羅になりきる前に一心に左腕を切られた。

その後道玄が忍義手を作る。

怨嗟の降り積もる先となった。

 

葦名一心

エマの主。竜胤を良しと思わない。

エマ曰く「生きているのが不思議」なほど老いている。

ラスボスで出てきた一心は"全盛"の黄泉がえり。プレイヤーを「隻狼」と呼ぶので、記憶は最新のものと考えられる。

 

道玄

エマの義父。忍義手の製作者。

かつて変若水の研究をしていたが、それに関する書物などは全て焼き捨てた。

 

はぐれ忍び。戦場で狼を拾い、育てる。

本名は "薄井右近左(衛門?)"

葦名城襲来時、内府のお抱えの孤影衆や内府の軍がいるため、おそらく内府と手を組んだ。

修羅エンドの最後でどこからか黒の不死斬りを手に入れる。

 

お蝶

幻術使い。

梟が狼にあてがった忍び技の師。

お蝶は、葦名の北にある「薄井の森」で修行をしていた。 梟(本名:薄井)との関連。

 

(調べ中)

 

(調べ中)

 

川蝉

(調べ中)

 

隻狼 書きなぐり

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 内府の軍の家紋

 

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徳川の家紋

 

桜竜はなぜ隻腕なのか

白木の翁の咳と、竜咳の関係

 

仙境へ転送する場所にいる人は誰か

丈か?  

 

巴は外から葦名に来た

巴の剣技は、源の宮にいる淤加美の奴らと同じ

蛇の目は淤加美の末裔

巴の一族はかつて宮に至った

→巴は淤加美の一族

 

巴は不死斬りを手に入れられなかった。

どうやって竜胤の血を得て香を焚いた? 

黒の不死斬りを用いたか? 一心はありかを知っていそう

どういった経緯で梟は不死斬りを持っているのか  弦一郎は梟の死後拾った? 

梟くん死体から鈴やら枝やら刀やら拾われすぎ

 

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一心の腹に深い傷跡

病に倒れたのではなく自刃した?→倒れてるポーズや右手の刀的に違いそう

 

最初に会う白い服の時点で腹に傷アリ

 

 

獅子猿の首の刀は川蝉のものか?

隻狼 自分なりのボス攻略

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※隻狼ネタバレ注意

 

以下隻狼の自分のよく使う攻略ルートで戦うボスの、自分なりの戦い方を書きます。

 

当然ネタバレ注意です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤鬼

火吹き筒で燃やす。 振らせて殴るを徹底。

 

 

 

鬼刑部

体幹が弱いので弾きを意識、殴りすぎると反撃を食らう。

 

 

 

火牛

爆竹有効。敵は動き回って体幹の回復が遅いので、勝てないときは殴るより弾きを意識しても良いかも。

 

 

 

孤影衆 太刀足

上から忍殺可能。残り1ゲージは、大忍び刺しを習得し、流派技→バックステップ→流派技→バックステップの繰り返しで大きく体力を削ることができる。

 

 

 

蛇の目 シラハギ

鬼仏「葦名の底」から少し降り、1人目のモブを忍殺。 鉤縄で木を経由して、シラハギの近くの大仏の頭に飛ぶ。(図の赤丸部分)

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そこからシラハギから隠れるように大仏の背中に移動し、視認マークが消えるのを待つ。

壁づたいにシラハギの背後まで行けば忍殺可能。 霧の近くで戦えばモブも反応しない。

シラハギも大忍び刺しが有効。

 

 

 

霧ごもりの貴人

 

 

 

破戒僧(幻影)

種鳴らしが3回有効、体力と体幹を削ることができる。 形代の限り爆竹を使ってハメれば、大きく体力を削ることができる。

後はひたすら弾きをすれば勝てるはず。

 

 

 

葦名弦一郎

バックジャンプ弓が強力なので、ひたすら壁に追い込むことを意識。 壁に追い込んだら弾かれるまでひたすらR1、弾かれたら攻撃をよく見てL1。体幹を回復させないことを意識。ジャンプ斬りの後は突きor下段が来ることがあるので注意して対処。

鎧を脱いだ後の方も同様に対処可能。

 

 

 

長手の百足 ジラフ

リズムゲーム 自分は声を出しながらやったら勝てました。 弾いた後の危険攻撃は、飛んで踏みつけることで大きく体幹が削れる。R1を押す必要は全くない。

 

 

 

獅子猿

(首有状態)油→火吹き筒、爆竹など有効。 丁寧に戦って被弾を少なく。

(首無状態) モーションをしっかりと覚える。ひたすら弾きをすれば獅子猿は大ダウンをする。大ダウン状態のとき仕込み槍で引き抜けば体幹に大ダメージ。

 

 

 

甲冑武者

頑張って弾いて落とす。

 

 

 

猿集団

近づいて猿が実体化した際、手裏剣が有効。

 

 

 

大忍び 梟

「手裏剣→手裏剣→ジャンプ斬り」は攻撃チャンス。横ステップして溜めR1。

「手裏剣→ダッシュ斬り」が危険なので手裏剣はダッシュで避けるより弾きがおススメ。

 

メインのダメージソースは、普通のダッシュ斬りを弾いた後、R1を振る。 踏みつけ以外は間に合う。 踏みつけはダメージ無いので問題なし。

 

 

 

宮の破戒僧

ボスエリアに入り、右の木→右奥の木→左奥の木に飛び移ると忍殺可能。

2ゲージ目も同様に同じ木の上に登れば忍殺可能。

残り1ゲージは爆竹を使うなどしてひたすら体幹を削れば勝利はもう少し。

 

 

 

白木の翁、桜竜

桜竜は割愛。

白木の翁は木の上に乗り忍殺をすれば楽。

 

 

 

剣聖 葦名一心

1ゲージ目: チャンスタイミングは「十文字斬り」と「右に走ってからの三段斬り」後。

居合からの十文字斬りは距離を取って避け、溜めR1→溜めR1。 二度目の溜めR1は弾かれるが、その後の行動が「突き攻撃」or「十文字斬り」or「三段斬り」に絞られる。

「突き攻撃」は見切り、「十文字斬り」は同様の対処、「三段斬り」はガードした後ダッシュで距離を離す。

 

一心は、プレイヤーから見て右に走った後、確定で三段斬りをする。距離を使って避け、三段斬りの終わりに溜めR1→溜めR1。

弾かれた後は上と同様。

 

2,3ゲージ目: 距離を取り、ひたすら右に向かってダッシュ。 一心が「ジャンプ斬り」をした瞬間、前に向かってダッシュし、ステップで背中に回り込む。 溜めR1を差し込める。

その後急いで距離を取って走る。

 

その繰り返しで勝てます。多分一心はプンプン

【ダークソウル】竜狩りの鎧と輪の都

 

 テーマは『竜狩りの鎧に見る、ロスリックと輪の都』です。

 

DLC2にて、輪の都の大量のハーラルド戦士を越えた先の深淵の沼に、竜狩りの鎧が佇んでいます。

 

「熔鉄の竜狩り兜」

無骨で重い、熔鉄の兜

古い竜狩りの名残

かつてロスリックで

灰の英雄に敗れたそれは

ずっと捨て置かれ、深淵の沼に滑り落ち

再び狩りの記憶に支配された

 

灰の英雄によって倒されたロスリック城のボス「竜狩りの鎧」は、ズルズルと滑り輪の都に落ちたそうです。

 

ロスリック城のボスならば、そのまま吹き溜まりで登場しておけばいいものを、何故輪の都に配置したのでしょうか。今回はその点について掘り下げていこうと考えています。

 

  1. 輪の騎士と竜狩りの鎧

輪の騎士と竜狩りの鎧には、いくつか共通点があります。

まず一つに、どちらも竜狩りの騎士であった、という点です。

 

「竜首の盾」

古竜の末裔の首級を、そのまま盾としたもの

岩のようなそれは確かに硬質である

かつて輪の騎士たちは

神々の要請に応じ、竜狩りに列した

だがそれは、決して謳われなかった

 

輪の騎士の持つ盾は、かつて人々が神々の竜狩りのに参加したことを教えてくれます。

 

次に挙げる点は、彼らの「盾」についてです。

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                            図1  竜狩りの大盾

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                           図2  竜首の大盾(表)

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                           図3  竜首の大盾(裏)

 

図1,2,3に挙げた画像は、それぞれ「竜狩りの大盾」と「竜首の大盾」の表面と裏面です。

注目していただきたいのは、竜首が貼り付けられている裏面です。

 

竜首の裏に、放射状に節の入った金属のような盾の存在が伺えます。

輪の騎士たちが古竜の末裔との闘いに臨むとき(竜首を貼り付ける以前)、竜狩りの鎧の持つものと同じ盾を持っていたのかもしれません。

 

2. 世界蛇の像

竜狩りの鎧と闘う場所である、ロスリック城と大書庫を繋ぐ大橋に、とある石像があります。

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                             図4 息が臭そうな像

 

初代「ダークソウル」に登場する「世界蛇」を彷彿とさせる石像です。 羽のようなものが生えており、かつての姿とは様子が違うようです。

 

そして、輪の都にも世界蛇らしき像があります。

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                       図5 息が臭いかもしれない像

 

ロスリックで見られたものとは異なり、脚が生え、体は鱗で覆われています。

 

ロスリックと輪の都は、世界蛇の息がかかっていた土地であることが推察されます。

 

肝心の竜狩りの鎧と世界蛇の関係はどうでしょうか。

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                       図6 熔鉄の竜狩り兜と世界蛇

 

図6に示したのは、竜狩りの鎧の兜と世界蛇の顔の比較です。

鼻やその脇から生える肉垂のようなもの、そしてズラッと並ぶ歯など、類似するパーツがいくつかあります。

 

ここから、竜狩りの鎧は世界蛇をモチーフに作られていると捉えることができます。

 

3.深淵と生を帯びる鎧

「深淵」と「生を帯びる鎧」について考えます。

 

「輪の騎士の鎧」

輪の騎士たちの、歪んだ鎧

古い人の防具は、深淵によって鍛えられ

僅かにだが生を帯びる

 

「竜狩りの鎧のソウル」

巡礼の蝶に操られた竜狩りの鎧は

遥か昔に主を失い、だがその狩りを記憶していた

 

「熔鉄の竜狩り兜」

無骨で重い、熔鉄の兜

古い竜狩りの名残

かつてロスリックで

灰の英雄に敗れたそれは

ずっと捨て置かれ、深淵の沼に滑り落ち

再び狩りの記憶に支配された

 

輪の騎士はテキストから分かるように、深淵によって生を帯びた鎧を装備しています。

そして、竜狩りの鎧も深淵に関わりがあります。

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                                  図7 巡礼の蝶

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                                  図8 竜狩りの鎧

 

図7,8に示したのは、ダークソウル3攻略本*から引用した巡礼の蝶と竜狩りの鎧のデータです。

巡礼の蝶と、それに支配される鎧は深淵の存在であることがわかります。

 

蝶や、深淵の沼によって"狩りの記憶"を得て動き出した鎧。これこそ深淵によって与えられる「生」の力なのかもしれません。

 

4.まとめ

 

・竜狩りの鎧と輪の騎士には共通点がいくつかある

・竜狩りの鎧と世界蛇には深い関係がある

 

「闇喰らいのミディール」戦の霧前の台座には、ロスリックの直剣が置いてあります。 

輪の都とロスリック、竜狩りの時代に関係があったのは確かです。

一体どんな関係があったのか、それにどう世界蛇が関わっていたのか。 考えてみるとワクワクします。

 

*「ダークソウルⅢ ザ ファイア フェーズ エディション 公式コンプリートガイド」 (2017)p.213 p.223

 

 

【ダークソウル】王子とロザリアの最初の子

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テーマは「幻肢の指輪のテキストから考えるロザリアの掘り下げ」です。

 

「幻肢の指輪」

舌を捧げる侵入者たち

ロザリアの指に与えられる指輪

遠い距離で、装備者の姿を隠す

生まれ変わりの母、ロザリアは

最初の子に舌を奪われたという

以来彼女は、それらを待っているのだと

 

誓約『ロザリアの指』で手に入る指輪のテキストを上に示しました。

今回注目するのは後半の3行です。

生まれ変わりの母ロザリアには子が(おそらく複数)おり、最初の子に舌を奪われたことがわかります。 ロザリアの子と明言されているキャラクターはいないので、テキストからわかる情報はここまでです。

 

周辺の情報からロザリアの子について考えていきます。

ダークソウル3には何人か声を失っている人物がいます。

「生まれ変わりの母」ロザリア、「天使の娘」ゲルトルード、そして兄王子ローリアンです。(ホレイスは"アンリ曰く"無口なだけなので保留)

 

ゲルトルードが声を失った原因は明確ではありませんが(おそらく彼女の見えた天使が原因?)、ローリアンについては明記されています。

 

「ローリアンの手甲」

王子ロスリックの兄、ローリアンの甲冑

王家に伝わる真鍮の手甲は、黒く染まっている

騎士として育てられたローリアンは

弟の呪いにより声と歩みを失ったという

そしてそれは、彼の望みであったとも

 

ローリアンが声を失った原因は、弟である王子ロスリックによるものでした。

声を奪うようなキャラクターは彼以外いないため、ロザリアの「最初の子」も王子ロスリックであればしっくりきます。

しかしそれには問題があります。王子ロスリックは兄王子ローリアンの弟であるため、ロザリアの「最初の子」であるという記述に矛盾が生まれます。

 

ここで一つの打開策があります。それは、ローリアンとロスリックが双子であるということです。

日本語では「双王子」と表記され、

・二人の王子

・双子の王子

どちらの意味でも取ることが出来ます。

しかし英語版では「双王子」を"the twin princes" 『双子の王子』と訳しています。

このゲームの英訳の妥当性について考慮すると長くなりますが、私は少なくともダークソウル3においては正しいものと考えています。

 

なぜ双子であればこの問題が解決するかを説明します。

時代や地域によっても異なりますが、双子の兄弟の決定の仕方に、「先に生まれた方を弟とする」というものがあります。(明治以前の日本でもそういう決め方をしていたそうです)

ロスリック王家がこの決定方法を用いていたならば、王子ロスリックがロザリアの「最初の子」であることに矛盾が生じません。

 

結論:ロザリアの最初の子が王子ロスリックでもよい

⇒ロザリア=ロスリック王妃説の補強になる

 

※おまけ 英訳の妥当性について

ダークソウルのテキストが、直訳ではなく意味、内容もきちんと訳せているのかという問題に対して、ダークソウル3のアイテム「ダークリング」と「暗い穴」のお話をしたいと思います。

 

「暗い穴」

不死人の証にも似た暗い穴

ぽっかりと体に開いている

その暗い穴に底は無く

人間性の闇が徐々に漏れ出し

引き換えに呪いが溜まっていく

それは決して消えぬ呪いの印であるが

かつて一人の、深淵から戻った火防女だけが

その呪いを癒したという

 

「ダークリング」

呪われた不死人の証

最後に休息した篝火か、祭祀場の篝火に戻るが

ソウルを全て失ってしまう

このリングが現れた者は

死んでも蘇り、いつか意志なき亡者となる

故に彼らは故郷を追われるのだ

 

ロンドールのヨエルによって開けられる暗い穴は、不死人の証であるダークリングに似ていると明記されています。

 

英語版では「暗い穴」のことを"Dark Sigil"と訳されています。

"Sigil"は印、印鑑などの意味があり"Sign"[サイン]、"Seal"[シール、紋章、封印]などの仲間です。

困ったことに「穴」という意味がありません。

これにはしっかりと理由があります。

 

「ダークリング」は"Dark Sign"[ダークサイン]と英訳されています。

「暗い穴」が"Dark Sigil"となっているのは、『ダークリングと暗い穴が似ている』という意味も含めて訳されているのだと私は解釈しました。